礼服は最も格式の高い第一礼装(正礼装)とやや簡略化した準礼装、略礼装(平服)に分けられます。招待状にドレスコードの指定があるときはそれに従いますが、特に指定がない場合は、立場や披露宴の行われる時間帯などで礼装を選びます。
■親族・仲人・媒酌人
親族・仲人・媒酌人は正礼装の新郎新婦と格を合わせるのが基本です。
主賓・来賓は正礼装や準礼装を着用します。
■友人など一般招待客
“新婦より控え目に”が基本です。洋装・和装共に準礼装や略礼装でOKです。
男性は洋装にするのが一般的です。
■こどもの礼服
制服がない場合は、ブレザーにズボン、ワンピースでよいでしょう。小物で少し華やかに。
未婚・既婚で選び方が異なり、着物の柄や紋の有無で格が変わります。
洋装の正装には昼夜の区別があります。
最近では境があいまいにはなってきていますが、基本的なドレスコードは覚えておきましょう。
レンタルが重宝しますが、一般的な家紋しか用意されていないので、注意しましょう。
招待状に“ブラックタイ着用”とあれば、タキシード着用という意味です。
【Q】”平服で”と招待状に書いてあるけれど、普段着ということ?
【A】この場合、「礼服でなくていい」という意味です。略礼装が適当です。
【Q】結婚式の時間帯、昼と夜の区切りは何時頃?
【A】17時頃です。この時間を境に洋装の場合は夜の装いにします。
【Q】チャイナドレスは披露宴に着てもいい?
【A】中国の正装なので問題ありません。
ただし、スリット(切れ込み)が深いデザインは避けた方が無難です。