ご不幸の知らせを聞いても遠方に住んでいる場合や、出張や旅行、入院などさまざまな事情で通夜や葬儀に参列できない場合があります。
その場合は、弔電を送る、(参列の)代理人を立てる、香典や供物を贈るなどが考えられますが、むやみに遺族へ電話すると、さまざまな準備に追われているため迷惑になるので慎みましょう。
■弔電を送る
やむを得ず参列できない場合は、参列できない代わりとして弔電を打って喪主・親族にあなたの弔意を伝えます。弔電は、葬儀および告別式に間に合うように送りましょう。
弔電はあくまで参列できない場合の「代用」ですので、香典は後から郵送するようにしましょう。
故人との関係が深いなど、場合によっては後日改めてお参りさせてもらい(仏式の場合は四十九日までに喪家の都合に合わせて弔問)、その際に香典や供物を持参し、遺族に参列できなかったことをお詫びします。
もし参列できる可能性がある場合は、「弔電披露をご辞退します」など式場での読み上げを辞退する旨を書き添えておくのがマナーです。
※弔電の送り方についての詳しくはこちらをご確認下さい。
■参列の代理人を立てる
参列できない時に代理人を立てる場合は、家族や同僚が「代理人」として弔問し、その後、日を改めて弔問するのが一般的です。代理人は通常配偶者ですが、成人に達していれば子供でも構いません。また、代理人は故人やご遺族と面識がなくても問題ありません。
~あなたが代理人になった場合の受付~
代理人は受付で “誰の代理で来たのか” を挨拶し、香典を渡してから記帳します。
香典の表書きは勿論参列できなった本人の名前で、記帳も代理人の名前でなく本人の名前になります。
その際、代理人で来たことが解るように、本人の名前の下に「代」と書きます。(代理人が妻の場合は「内」)
※上司の代理で記帳する際、上司から預かった名刺を渡す時は「弔」、自分の名刺を渡す時は「代」と、右上に書きます。
名刺が横書きの場合は、左上すみに小さく書くと良いでしょう。
■香典を郵送する
葬儀に参列できない時は、香典を郵送してもマナー違反にはなりません。
その場合はお悔やみの言葉と参列できないお詫びの言葉を書いた手書きの手紙を添えて 現金書留・速達で、できるだけ早く郵送します。
不祝儀袋は持参する時と同じように通常通りの表書きをし、中袋にも金額と住所、氏名を記入しましょう。現金書留の封筒に記入するからと言って省略してはいけません。
※お悔やみの手紙は、ハガキではなく必ず封書で送ります。本文などは毛筆か薄墨色・濃紺色のインクで書きます。
■供花、供物を贈る
供花や供物は、個人では親族や親交の深かった友人・知人が贈り、団体では故人や遺族が所属する会社などが贈ります。
参列できない代わりに供花・供物を贈る際は、必ず事前に遺族に確認を取るようにしましょう。
手配する場合は、通夜に間に合うように届けるのが基本です。
※供物の贈り方についての詳しくはこちらをご確認下さい。
葬儀の後から訃報を知った時は、まず電話や手紙でお悔やみの言葉を先方に伝えて、後日改めてなるべく早く弔問に伺うようにしましょう。
葬儀から間もない場合は遺族も忙しいので長居は無用ですが、故人の思い出を語らうなど遺族の心労や忙しさに気を配る事も忘れないようにしたいところです。
また、亡くなったことを後日聞いてから故人のご家族に香典や弔電を送っても失礼にはなりませんので、参列できない際の<香典を郵送する>時と同様にお悔みの手紙を添えて現金書留で送ると良いでしょう。
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